ブログ

Blog

2022.04.19

最新の補聴器の考え方

奈良市西大寺駅前のこみに補聴器より

お得な情報を発信しております。

今回は、「最新の補聴器の考え方」

というお題でお話していきます。

音は、耳から入って脳へと伝わります。

長い間、聞こえていない状態が続くと、

脳への刺激が少なくなり、

認知機能の低下に影響を及ぼす

事がわかりました。

予防できたであろう認知症の要因の中で、

難聴が最も大きい

という事もわかりました。

通常の加齢による難聴の場合、

高音域の音が

聞こえにくくなっていきます。

低音域は聞こえているため、

なんとか会話ができているという方は

軽度難聴の方に多いです。

高音域が聞こえていないという事は、

体温計の音、小鳥のさえずり、

小川のせせらぎ、小雨の雨音が

聞こえにくい状態という事です。

そして、「さかな」と「たかな」のように

聞き間違いが多くなります。

また、高音域の音が脳に届いていない

という状態は、

脳への刺激が少ないとも言えますので、

よくない状態です。

ある研究によると補聴器を装用する事で、

現在の聴力を維持することができる

ということもわかってきました。

補聴器を実用する前に

実施しないといけない測定

(検査)があります。

音を感じる能力とは別に、

音を聞き分ける能力を調べる事が

補聴器の実用に関して非常に

重要になってきます。

この結果次第で、補聴器がどれだけ

有効なのかが判断できます。

この測定の結果が非常に悪い場合、

最新の高額な補聴器を装用しても

良い効果は得られません。

補聴器は片耳でいいの?

両耳しないといけないの?

という議論というかお声を

非常に多くいただきます。

まず、動物はさまざまな進化を遂げて

今の形に形成されています。

必要ではないパーツは退化していきます。

大体の陸で生息している動物は、

現代でも目も耳も2つ備わっております。

ということは、2つ必要であるということです。

2つの耳を使って、

音の方向感、遠近感をとっています。

何か疾患があり、

左右の耳で聴力差があった場合、

良耳への片耳装用をすすめる

ドクターも多いですし、

私も以前はそうしていました。

しかし、それではだめだ

ということもいわれてきました。

本当にお客様、患者様に

寄り添うのであれば、

最初から諦めるのではなく、

まずは、両耳装用を試してみる。

できるだけ両耳の聴覚を活かしましょう

というのが最新の補聴器の実用

に対する考え方です。

補聴器は日進月歩しております。

20年前の補聴器と今の補聴器では

全く違います。

本当に小型になりましたし、

雑音も気にならなくなってきました。

お値段は決して安くはありませんが、

補聴器は体の一部として毎日、

装用する医療機器です。

日割り計算すると

そこまで高くはありません。

聴力が悪くなりすぎてからでは、

補聴器でも何ともならない

ケースがあります。

またお年をめされてくると、

新しいことを覚える事が

困難になってきます。

なんでもそうですが、

早め早めが良いです。

補聴器の実用を迷っている方は、

勇気を出して一歩前へ出てみてください。

一緒に聞こえる生活を取り戻しましょう。

お問合せ

Contact

業務に対するご質問等ございましたら、
お気軽にお問合せ下さい。

ご質問等は下記までご連絡下さい

070-3325-8321

〒631-0827
奈良県奈良市西大寺小坊町6-13